太子堂の家
2019年 東京都 木造 地上２階地下１階 敷地面積：85.00㎡ 建築面積：50.98㎡ 延床面積：106.72㎡
住宅密集地の２５坪ほどの敷地に建つ、地下室のある住宅です。
限られた規模の中に、木・深岩石・珪藻土などの質感のある仕上げを取り入れ様々な魅力のある住宅となりました。
樹々の間を通る玄関アプローチや、大きなトップライトのあるレンガ敷きのカバードデッキではガーデニングを楽しむことができ、都心にありながら緑を身近に感じられる住まいです。
限られたスペースだが植栽をして豊かな雰囲気に。２階カバードデッキの緑が見える。
アプローチの植栽は、アズキナシとジューンベリーがメイン。
アズキナシとジューンベリーの間を通って玄関へ
床石は深岩石
ポーチから玄関を見る。右手は外物置。
外物置にはポスト口を組み込んでいる（受け取りは室内側）
玄関扉の横の扉はポストの受け取り用
玄関扉を開けるとポーチ越しに緑が見える（正面はアズキナシ）
２階のリビング。トップライトのあるカバードデッキを介して外とほどよくつながり心地よい。
簾戸（すど）は夏の厳しい陽射しを和らげる。ロールスクリーンも併設している。
リビングとカバードデッキのつながり
リビングの一角には小上がりの和室がある
リビングからダイニング・キッチンを見る。２階は天井の高いワンルーム空間。
キッチンからも緑を楽しめる
収納豊富なキッチン
キッチン近くにあるスタディコーナー。トップライトのある階段から光が回ってくる。
和室から見る
和室から見る
冷暖房効率向上のために階段は扉で仕切ることができる
レンガ敷きのカバードデッキ
大きなトップライトがあり、室内の延長として気軽に使うことができる
緩やかな目隠しはレイランドヒノキ。閉じつつ開くことで快適に暮らすことができる
ガーデニングも楽しめる。盆栽棚は枕木を利用して造園家が製作したもの。
カバードデッキのプランターでは好きな草花を楽しめる。本物の鳥もよくやって来るようですよ。
２階からもアズキナシが見える。秋には黄葉が美しい。
寝室。道からの視線を考慮した大きさの窓からはジューンベリーが見える。
ジューンベリー
階段
楽器演奏室は防音に有利な地下に
楽器演奏室
ルーバー床の吹抜を通して光と外の空気が入ってくる。湿度が上がりがちな地下室のデメリットを補う工夫。
個室。左のガラス戸の向こうはルーバー床の吹抜。