目黒の家
2012 東京都 木造地上3階 敷地面積:100.68u 建築面積:59.48u 延床面積:154.93u

密集地に建つ3世代7人家族のための木造3階建ての住まいです。
30坪ほどの敷地を目一杯使っているため独立した庭を設けられませんが、緑を楽しめるように要所に植栽を施しました。
また家族が多いので、立体的なパズルのような構成として必要な部屋を配置しました。
それぞれの部屋の広さは限られますが、視線の抜けや立体的な空間のつながりが面積以上の広がりを感じさせる住まいです。

 
目黒の家ファサード

敷地は道路の突き当たり。南入りの住まいです。
3階の窓に届かんとする木はもとからあったハナミズキ。
工事の支障にならないよう一部の枝を払うなどしながら、なんとか残すことができました。
植栽スペースが多くないので、とても貴重な存在になっています。

 
目黒の家アプローチ
ヒメシャラと常緑ヤマボウシ、ミツバツツジ、ハナミズキが迎えるアプローチ。
限られたスペースでも、植栽を施すと雰囲気がぐっと良くなります。
 
目黒の家玄関2
 

目黒の家玄関1

明るい光が差し込む玄関。
寝室から水まわりへ行く際は玄関のすぐ横を通るので、冬の寒さを軽減するために扉で仕切るようにしました。
壁のガラス格子戸の向こうは寝室。
 
目黒の家寝室1
1階の寝室は、隣地の視界が開けている方向に窓を設けています。
 
目黒の家寝室2
枕元のガラス格子戸を開けて玄関を見ています。
 
目黒の家浴室
水まわりは北側にあるため直接光を取り込みにくいのですが、
バスコートを囲むRC壁を建てることで反射光を取り入れています。
 
目黒の家LDK1
2階ホールからリビングの入口を見ています。
 
目黒の家LDK2
2階のリビングです。窓の向こうには、残すことができたハナミズキと少し離れたところに公園の緑が見えます。
地上の庭から離れる2階リビングでは、借景を取り込む手法も有効です。
 
目黒の家LDK3
ダイニング上部は吹抜になっています。左はキッチン。
 
目黒の家LDK4
キッチンから見ています。正面に見えるのがハナミズキ。
 
目黒の家LDK5
垂直・水平に視線が抜けて行くことで面積以上の広がりを感じます。
吹抜に面するのは3階の和室。
 
目黒の家階段1
 
目黒の家階段2
階段は、各階に光を届けるための「光の井戸」。
窓の面積を大きくするために段板の支え方を少し工夫をしました。
 
目黒の家個室1
 
目黒の家個室2
建築面積が限られることと斜線制限を受けるため、個室は2階と3階にまたがるように上下に計画しました。
室内にある梯子で上下に移動でき、部屋を出て階段で移動して2階からも3階からも室内に入れる、
ロフトのようであり、メゾネットでもあるようなユニークな個室です。
 
目黒の家和室1
3階ホールから和室の入口を見ています。
 
目黒の家和室2
 
目黒の家和室3
和室はリビングと吹抜でつながっています。
はめ殺しガラス横のカリンの扉を開けることで、吹抜の高低差を生かした重力換気が可能です。
就寝時は壁の中から障子を出して、落ち着いた雰囲気となるようにしました。