たまプラーザの家
2007 神奈川県 RC造地上2階 敷地面積:191.49u 建築面積:75.44u 延床面積:123.45u

敷地は丘の中腹。見晴らしのよい場所に建つ住まいです。
この住まいにはレベルの異なる2つの庭があります。
一つめはLDKと和室によって囲まれた1階の主庭で、室内からはデッキでつながっています。
もう一つは、眺望の良さを楽しむ最上階の屋上庭園です。
ここでは、景色を楽しむのはもちろんのこと、菜園で野菜づくりも楽しんでいます。
そしてその中間の2階には、広いデッキ敷きのバルコニーにベンチとテーブルを設えました。
内部はダイニングの吹抜を中心として、家族の居場所がつながります。
佇まいはコンパクトですが、内外の立体的なつながりが楽しい住まいとなりました。
 
西側の前面道路から見ています。
2階の開口部が寝室に面したデッキ敷きのバルコニーで、最上階が菜園のある屋上庭園です。
 
植栽が施された階段をのぼると玄関に至ります。
広さは限られていても、アプローチは家の顔となる大切な場所です。
リビングから主庭を見ています。
建物はL型で、リビングと和室が主庭を囲みます。
早春なのでまだ葉が出ていませんが、蔓性植物を絡ませた目隠しの木製トレリスを背景として、
四季の移り変わりを楽しめる庭にしました。
広めのデッキと洗い出しで舗装され、愛犬と遊んだり、食事や読書などをするアウトドアリビングとしても活用できます。
 
2階のバルコンから主庭を見下ろしたところ。
ヤマボウシ、カリン、モミジといった落葉樹と常緑樹をバランスを考えて植えています。
 
家の中心にあるダイニングは、吹抜で2階とつながっています。
階段は正面の家具の後ろにあり、ギザギザの天井は、その上の屋上へのぼる階段の形状をそのまま表しています。正面奥は玄関。
 
吹抜のハイサイドライトからは、障子を通して柔らかな光が室内を満たします。
 
吹抜を中心として、LDKと2階の子供室、書斎が立体的につながります。
吹抜に面した子供室の開口部は、必要に応じて開閉できるようにしています。
 
テーブルとテレビ台はオリジナル。ナラの無垢材でつくりました。
 
吹抜を見下ろす位置に共用の書斎を設けました。壁の開口部の向こうは子供室。
お互いの距離が近すぎず遠からず、そんな微妙な気配でつながる住まいです。
 
やわらかな陰影が独特の表情を見せます。
 
2階のバルコニーは、園芸のためのバックヤードとしても活用されています。
隣家と近い南側に壁を建ててブドウを這わせたパーゴラで囲み、見晴らしのよい西側と東側の主庭の緑に向けて開いています。
 
住宅街の中にあっても、屋上にのぼれば眺望が開けます。天気がよい日には富士山を望めます。
 
 
建て主が丹念に手入れをしてる屋上庭園。
奥は家庭菜園で、わずかなスペースでも収穫量は充分なようです。