大きな町屋
2006 東京都 RC造地下1階地上3階 敷地面積:439.41u 建築面積:219.06u 延床面積:416.16u

都内の成熟した住宅地にありながらも、数少ない恵まれた広い敷地にある住まいです。
建物はL型として中庭に向かって開いています。
そのうえで2階を寝室・個室・浴室などのプライベートゾーン、1階を居間・食堂・厨房などのパブリックゾーンと明快に分け、
それぞれの部屋で光や風、緑を楽しめるようになっています。
 
道路側の立面です。
せっ器質タイルとコンクリート打ち放しの外壁に、バルコニーのウリン材の手摺を組合せた穏やかな佇まいとしています。
門の向こうにはアマノガワという桜を植えています。
 
アプローチは、アマノガワと庵治石の鉢に植えた草花が彩りを添えます。
 
玄関からリビングの方向を見ています。
 
大きな町屋階段
 
大きな町屋階段
家の要の位置にある階段は、吹抜と共に上下階をつなげています。
階段のまわりに林立している柱はピーラーで、
ペンダントライトは、建築家アルヴァ・アアルトがデザインしたオリジナルのものです
 
 
大きな町屋リビング
リビングから中庭を見る。
インテリアは木を基調としています。
簾戸を入れることで穏やかな採光が得られ、明るい時間は外から中が見えにくくなります。
奥には暖炉を設えました。
 
リビングからダイニングを見ています。
右手はキッチン。黒い柱には籐を巻いてアクセントとしました。
 
大きな町屋図書室
 
リビングの隣には家族みんなが集まることのできる図書室があります。
 
図書室の吹抜を見上げています。
図書室は家の北側に位置しますが、ハイサイドライトから光が入り明るい部屋となりました。
 
キッチンは、リビング・ダイニングと連続したひとつながりの空間としています。窓の向こうが中庭。
家族が多いためシンクが3つある作業面の大きなキッチンとなっていますが、
ベーシックなプランのコンパクトな動線計画としています。
 
3階の屋上は、パーゴラのあるデッキとハーブ類などを植えた屋上庭園としています。
住宅地の中でも、屋上を庭として活かせば開放的な景色と緑のある生活を楽しむことができます。
 
屋上庭園に面した書斎は、大きなガラスを入れて眺望を楽しめる部屋としました。
 
屋上から中庭と2階のバルコンを見下ろしています。個室の窓は南に正対するように雁行しています。
 
2階は寝室と個室が集まったプライベートゾーンとしています。
それぞれの部屋がこのバルコニーに面し、天井いっぱいまでのガラス窓としているため、明るく気持ちのよい部屋となりました。